地獄の王様

2018.04.04 ブログ



地獄の王様は10人いて十王といいます。

人は初七日から七七日(四十九日)及び百か日、一周忌、三回忌には、順次十王の裁きを受けるんだそうです。

その十王は次の通りです。

秦広王(不動明王)

初江王(釈迦如来)

宋帝王(文殊菩薩)

五官王(普賢菩薩)

閻魔王(地蔵菩薩)

変成王(弥勒菩薩)

泰山王(薬師如来)

平等王(観音菩薩)

都市王(勢至菩薩)

五道転輪王(阿弥陀如来)

一番有名なのは閻魔王ですね。閻魔様とか閻魔大王と呼ばれることもあり、突出して有名です。

(カッコの中)は本地です。
「本地とは本来の境地やあり方のこと」
「神道の神々の根本真実身のこと。それぞれの神の本地は,いずれかの仏または菩薩と考えられた」
だそうです。

『閻魔とは仮の姿! その正体は地蔵菩薩!!』

と、言ったところでしょうか?

さて、その十王にはそれぞれ役割があります。

秦広王(不動明王)
初七日(7日目・6日後)
秦広王は殺生について取り調べます。
初七日は、命日を第1日と数えた第7日、つまり、命日の6日後です。

初江王(釈迦如来)
二七日(14日目・13日後)
初江王は盗みについて調べます。

宋帝王(文殊菩薩)
三七日(21日目・20日後)
宋帝王は邪淫の罪について調べます。

五官王(普賢菩薩)
四七日(28日目・27日後)
五官王はうそについて取り調べます。

閻魔王(地蔵菩薩)
五七日(35日目・34日後)
最も有名な閻魔王はこれまでの諸王の取り調べを受けて、死者が六道のどこに転生するかを決定します。
この重要な役割の為に閻魔大王は有名です。
閻魔はサンスクリットのヤマ(死神)の音写であり、古い神様です。

変成王(弥勒菩薩)
六七日(42日目・41日後)
変成王は生まれ変わる場所の条件を決めます。
閻魔が亡者に地獄行きを決定したとしても、地獄には八大地獄があり、どの地獄かは閻魔は決めません。
八大地獄のうちどの地獄に行くかを決めるのが変成王です。

泰山王(薬師如来)
七七日(49日目・48日後)
泰山王は転生先での性別や寿命を決めます。
また別途二枚舌の罪を問うたりします。

基本的にインド古来からの儀式としては、7×7=49日目で供養は終わりです。
しかし死者の成仏を願う気持ちが、後世に以下の3王を加えさせました。
百ヶ日、一周忌、三回忌と供養を重ねることにより、極楽に行くことができるようになるそうです。

平等王(観音菩薩)
百か日(100日目・99日後)
平等王は遺族の貪欲の罪を戒めるそうです。
百日法要を行う遺族は、この日一日貪りの心を起こさないように亡者の供養をすれば、自らも来世天上界に行くことができるという事です。

都市王(勢至菩薩)
一周忌(2年目・1年後)
罪の重い死者は地獄に落とされますが、遺族が一周忌法要を心から行うと罪が許されるそうです。

亡くなった翌年が一周忌、その翌年の2年後が三回忌です。
三回忌からは亡くなった年も含めて数えます。

五道転輪王(阿弥陀如来)
三回忌(3年目・2年後)
都市王の場合と同じく、法要によって救済措置を行います。

最後の3人は後世の、中国に伝わってからの付け足しです。
更に日本ではもう3人、蓮華王、慈恩王、祇園王が加わり、十三人になっています。
それぞれの王には、それに変化している仏様(本地仏)が決められていて、十三仏信仰というものも生まれました。

十三王については、またの機会に書きたいと思います。
横浜小川屋

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